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マキエマキビギニング
今年はマキエマキと名乗り始めてからちょうど10年になる。 自撮りを始めたのは2015年なのだが、はじめの頃は本名で作品を出していた。 集英社インターナショナルから作品集を出したり、大手メディアから取材を受けたり、NHKが私のドキュメントを撮影したりする未来なんて予想だにしていなかったので、何も考えず本名でグループ展に出展していたのだが、今振り返ると恐ろしい。 都築さんのメルマガで紹介されたホタテビキニ 2016年の1月に銀座モダンアートのセルフポートレート展に作品を出したことがきっかけで都築響一さんから取材申し込みをいただき、都築さんのメルマガに載ったことからSNSのフォロワー数が急増し、本名とは違う名前で作品発表をする必要性を感じるようになった。 と、同時に決まっていた仕事がちらほらとキャンセルになることが生じ始めて、いよいよこれは危ないと思ったのが2016年の3月。 2015年のグループ展で一緒に出展していた作家の方から「マキ絵巻」だねと言われたことを思い出して「マキ絵巻→マキエマキ」と名乗ることにした。 2015年のグループ展に出した作品.
3 日前


回転ベッドが見せた夢
なぜベッドが回っていたのか。ベッドを回すとどんないいことがあるのか。 それは誰にもわからない。 1970年代後半から1980年代前半、日本が右肩上がりで、誰しもが50歳くらいになれば家を持ち、車はクラウン、家族は妻と子供2~3人と信じて疑っていなかった頃、ラブホテル業界もイケイケ、ドンドンだった。 ラブホテルの起源は江戸時代に玄人女性が客を取るための施設としての「出会い茶屋」であると言われている。 その後、安価な待合茶屋がそういった用途に使われるようになり、昭和の頃には一般女性も利用する「円宿」が広まった。 現在のようなラブホテルが定着していったのは戦後の高度成長期以降。 1960年代後半、デザイナー亜美伊新氏が奇抜でゴージャスな部屋を作り、それが人気となったことから、どんどん日本中に奇抜でユニークなラブホテルが増えていった。 ちょうど、温泉場がいかがわしい風俗街へと化していくのと同じ時代である。 景気の良かった頃の日本では、すけべえなおじさんたちが、すけべえに関連する文化の花をどんどん開かせていたのである。 回転ベッドに鏡張りの部屋、ベッドから
1月4日


湖上の漁村集落
琵琶湖に有人島があることを知らなかった。
2025年11月27日


That is the question.
昨年、会津東山温泉に行ったときに「高度経済成長期からバブル期にかけて、団体旅行で賑わった温泉地」について思いを馳せた。その時から行きたいと思っていた飯坂温泉にようやく行くことができた。 福島飯坂温泉は東北最大の温泉街と言われ、かつては大変な賑わいであった。が、当時団体旅行で賑わった温泉街と言えば歓楽的な娯楽が付きもの。私が20代の頃は、山梨県の石和温泉のように、女性が行くべきではないところと言われていた。 1970年第後半から80年代前半にかけて、「電話は良い風呂」のフレーズでおなじみの大型温泉ホテルのCMがテレビでひっきりなしに流れていたことは同世代ならば記憶に刷り込まれていることだろう。その「電話は良い風呂」と同じように、福島飯坂のオールインクルーシブ型大型温泉ホテル「ホテル聚楽」のCMもよく流れていた。 マリリンモンローのそっくりさんが「じゅらくよ~ん♡」と締めくくるCMは何のCMだったか忘れてしまうほど、にせマリリンのインパクトが強かったが、東北道で「福島飯坂」の出口看板を見るたびに「じゅらくよ~ん♡」が今でも脳内で再生されることを思うと
2025年11月3日


美しい村
1995年に白川郷が世界遺産に登録された頃、これから日本の景観保存に対する意識も変わっていくのだろうと期待した。が、現実は三脚を立てる場所で言い争いをしたり、人のカメラを見てマウントを取ったりするようなおじさんが増えただけで、ほとほと風景撮影が嫌になった。そんなことから30...
2025年10月5日


蒔絵殺真夏鄙湯地獄―マキエころしまなつのひなびゆじごく
夏は暑い。 殊に、ここ数年の猛暑は言いようがない。 こんな猛暑を想定せずに設計された温泉旅館の真夏は生命の危機を感じるほどだ。最近はさすがにエアコンを設置するところが増えたが、いまだに客室にエアコンがないまま営業している施設がある。...
2025年9月1日


熱海今昔
美しく整備された熱海親水公園 熱海は首都圏在住の者にとっては箱根と並ぶ、どメジャー温泉保養地だ。 海に向かって開けた場所であること、交通のアクセスの良さ、美しい景観と泉質の良さに惹かれて多くの人々が熱海を訪れてきた。...
2025年8月4日


鳥羽遊郭跡
鳥羽に行こうと思ったのは何のことはない。 大阪での個展在廊のついでの撮影場所として湯峯温泉の、なかなか予約の取れない宿を半年前から押さえてていて、そこに向かいがてら他に寄れる場所はないかと探していたら、飛び上がって喜んでしまうほど鄙びた、いや、寂れた、いや、もはや廃墟と...
2025年7月7日


団地妻
私と同世代の男性ならば「団地妻」という言葉の響きに甘い疼きを覚えるだろう。 「団地妻シリーズ」は1970年代に盛んに作られたロマンポルノの人気シリーズだ。 なぜ、「団地妻」という言葉におじさんたちがうずうずしてしまうのか、平成生まれにはピンと来ないだろう。...
2025年6月9日


●5月18日〜24日
5月18日(日)
2025年5月26日


前橋紺屋町
今月のマキエ劇場は先月の伊香保からほど近い、群馬県の県庁所在地である前橋市街が舞台。 群馬県は一人あたりの自家用車の保有台数が日本一多い車王国である。県内は山が多く、鉄道網を張り巡らせることができない地形のため、公共交通機関が発達しない。バス便も不便なため、自家用車での移...
2025年5月5日


石段の町
伊香保温泉の開湯は推仁天皇の時代と言われており、長い歴史を誇る。伊香保は群馬県内では草津温泉と並ぶ名湯としてその名をとどろかせており、竹久夢二ゆかりの地としても知られている。 その象徴である長い石段に沿って数多くの飲食店や土産物屋が立ち並び、その情緒ある街並みを目当てに大...
2025年4月7日


早春賦
2月4日は立春と言うが、まだまだ寒さが厳しい。 それでも暦の上では「春」なのだと言われれば、春が来ていると思い込みたくなる。 子供の頃から「早春賦」が好きだった。 美しい文語体の歌詞でありながら、いい大人が可笑しいほどに春を待ちわびてヤキモキしているさまがストレートに...
2025年3月3日


ダイヤル回して手を止めた
今月のロケストーリーは電話の思い出について。
2025年2月3日


2024年に消えたスポット
2024年も多くの昭和遺産が解体された。もはや追いかけて撮影に行く気にもならないほどのスピードで昭和の遺構が消えていく。
2025年1月6日


TOO MUCH非日常
遊郭、ソープの個室、ラブホテル、性に関する場所はなぜか非日常が過ぎる内装が施されている。
2024年12月2日


蒸発メルヘン
汽車に乗って あいるらんどのような田舎へ行こう 鉄道の旅をするたびに丸山薫のその詩が頭に浮かぶ。 車での旅が多いせいか、たまに長距離列車に乗ると無駄にワクワクしてしまい、いらぬ妄想が浮かんでくる。 時間を気にせずにどこへでも行ける車の旅は、とても気楽で便利なのだが、...
2024年11月4日


農協が月に行っていた時代への復讐
すれ違いが困難な細い道路は、ところどころアスファルトが剥がれ、今にも崩れ落ちそうな廃業旅館が立ち並ぶ。 会津東山温泉は会津若松市街から車で10分、鶴ヶ城から3キロと、若松市内に住む人が羨ましくなるほど、市街地に隣接している。...
2024年10月7日


カメラを持つ男
「写真を撮らせてもらえませんか?」 傾いた廃屋にカメラを向けている男が突然話しかけてきた。 「ここは私の家ではないので、私に聞かれても困ります。」そう答えると、男は少し困ったような顔をして「いえ、建物ではなくてあなたを撮らせていただきたいんです。」と言った。 正気なのか?...
2024年9月2日


「湯の町のおんな」
流れ流れて湯の町小路
2024年8月5日
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