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「4畳半のあたし」
またコイツか。 階段を上がる足音でわかる。最近来るようになった、70代後半のジジイ。いつも勃たないくせに、アタシの中に固くならないそれをねじ込もうとするその行為が、滑稽であり、うっすら気の毒でもあるが、うんざりする気持ちが90パーセント。なんでそんなにしてまで挿入、射精に...
2024年7月1日


2月「大阪 住之江のアパート」
2月にしては暖かなその日、一人暮らしの部屋でぼんやりしながら、女はこのアパートに越してきた日のことを思い出していた。 あの日もこんな、暖かい日だった。春とは名ばかりの冬の寒さの残る季節、夕暮れの空は澄み渡っていた。 女は、若いころに錦糸町のスナックでアルバイトをしながら、D...
2024年6月3日
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