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    クソバイザー考

     なんの実績も、その分野で学んだこともない素人が実績のあるプロに向かってアドバイスするーいわゆる「クソバイス」を一人の人から連続でいただいてしまったので、クソバイスをする心理について考えてみることにした。 SNSが広まり、誰でも気軽に世間に対して自分のしていることを発信できる現代、ネットにあふれているものは玉石混交である。 歴史好きが勝手に自説を展開したり、ちょっと絵がうまいと褒められたような人が絵やイラストを発表したり、全く面白くもない、ただただ不快なだけの動画を「〇〇チャンネル」などと言って流したり、好き放題だ。 その中でも、写真は誰でも気軽に撮ることができる(と思われている)せいか、好き放題度合いが他の表現方法に比べて際立っているように思う。撮影する側としての発信だけではなく、写る側ーいわゆる「被写体」と名乗る素人の発信もしょっぱいものが多く、クソバイスの雨が降りやすいフィールドであると感じている。 その中で女性であり、プロのモデルを使わずに自分を撮影している作品を発表している私はクソバイスのターゲットになりやすい。 なぜクソバイスをするのか。見ず知らずの他人に不快感を容易に与えることのできる手段を、おそらく本人は自分のしていることが相手に不快感を与えると死ぬまで気づかすにいるであろう「クソバイス」。その裏にあるのは極めて低い人権意識と、無知をさらけ出すことを恥じない厚顔無恥さではないだろうか。

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